この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第20章 倉敷アイビースクエア
倉敷美観地区の中にあるのか
隣接している位の場所に位置する
倉敷アイビースクエアは、
明治時代の倉敷紡績所(現クラボウ)の
発祥工場を外観や立木を可能な限り残して、
リノベーションして作られた
ホテルと文化施設をあわせもつ複合観光施設。
体験施設や、倉敷の工芸品などを
扱うショップなどがあって。
明治時代に建てられた工場は
煉瓦造りでレトロな雰囲気で
ここだけ明治時代に取り残されたみたいだ。
「アイビースクエアに泊るの?」
『ええ、アイビースクエアは
泊まれる文化遺産ですからね。
ホテルの客室部分は2020年の
10月に全面リニューアルしてますから。
外観は明治レトロですけど、
ホテルのお部屋は綺麗ですよ?』
複合施設なので、
地元の倉敷いぐさや岡山デニムを
使ったアイテムを売っているショップや
大人の女性向けのアパレルショップ、
カフェや、着物のレンタルショップ。
ふなおワイナリーの直営ショップ等が
アイビースクエア内にはあるけど
もうそれらのショップは営業を終了してるから。
日中は観光客で賑わう場所だけど、
居る人達は宿泊客だけだから
ホテルのロビーも混雑は見られない。
床が赤と黒の…正方形が交互に
並んでいる市松模様を斜めに
したみたいな印象的な模様になっていて。
タイルがはめ込まれた木製の柱が…
レトロムードを醸し出しているし
置かれている家具も、レトロな
感じの民芸家具があちこちに
置かれていて見るのに飽きない感じだ。
キョロキョロして、
気になる物を見ている間に
チェックインを済ませて彼が戻って来て。
『巴、お待たせしました。
部屋に荷物を置きに行きましょうか』
ホテルロビーの先には
4つの細い建物が…廊下で
繋がっている感じの造りになっていて。
こっちのホテルの宿泊エリアに
足を踏み入れると一気に、
明治レトロから令和に時代が変わって。
「凄いっ、一気に令和になった。
こっち側の内装は綺麗で新しいね」
お部屋は
デラックススーペリアツインで
紡績工場の建物を利用しているからか。
リビングスペースの屋根が…
三角になっているのが分かる。