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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第20章 倉敷アイビースクエア
『挿れますね…』
グイっと…こっちの入口に
亀頭を押し付けて来ると、
ずぶぶぶっっと…彼が中に
入って来て自分の中が
彼の形に押し広げられて行く。
自分の中が彼に満たされて行く
身体と身体を…繋げる…この瞬間が
好きだなって…思う…時間で。
彼の肩に腕を回して
キスを…交わし合いながら。
お互いの身体と身体の境界線が
混じって溶けて…行く…
その…一体感を…分かち合う…。
「んんっ…ふ…ぁあっん
んっ、んっ、ああ、ぁあんっ!」
お互いの粘膜と粘液が
音を立てながら…抽送の度に
ぐちゃぐちゃに交わり合う…。
真っ白の…シーツの海で
喘ぎながら…もがいて…
快感の波のハザマで溺れる…魚になる。
「あああっ、んんぅ
あっ、…ぁああんっ…あぁうん」
ギュッと…縋りつく様にして
握ったのは藁ではなくて
真っ白な…シーツ…で…。
突かれる度に…快感が
全身を貫いて溶けて…。
ひとつ…に…なって…行く。
「あああぁう…んん
あっ、あはぁあ、…ぁああんんっ…」
白に…全部が…溶けて行くみたい。
真っ白の白に…染められて行く…。
溺れた……みたいに、感じていた
息苦しさ…も…白に溶けて…。
自分の身体の芯から
爆発する様にして一気に弾けた
真っ白を越した眩しさに…
自分の意識を…一瞬に手放してしまう。
刹那…
一瞬…
数秒の無に…飲み込まれる。
『……さん…、…え…さん?』
聞き慣れた声が私を呼んで居て、
呼ばれている…と認識した時には。
真っ白のシーツが掛けられた
倉敷アイビースクエアの
客室のベッドの上に…居た…。
ここに居たけど…遠くに居たみたいな
そんな不思議な…感覚を感じていた。
「…………?港斗……?」
『大丈夫…ですか?…
イッ…た後…、巴が…
うつろな目をしてたんで…』
「……大丈夫…だよ?」
ズンっと…彼が抽送を再開して来て。
「んあああっ、あっ、あああっ…」
『巴……、巴ッ…』
「あっ、あっ…あああんっ…
あぁあっ、は、…あぁああん!」
身体を揺さぶられる度に
快感の波に揺さぶられて。
喘ぎながら…快感の絶頂を迎える。