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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第20章 倉敷アイビースクエア
感じすぎちゃって…
快感に波に飲まれて
どこかへ…流されて行っちゃいそうで。
縋る様にして彼の身体に
自分の腕を回してギュウウウと
巴が港斗の身体に抱きついた。
バチュンバチュンと腰を
激しく…打ちつけられている内に、
自分が感じた快感の証拠を
彼の背中に赤く…残してしまっていた。
「んああぅ!はぁ…ぁあ…んっ
あっ、あっ、あああぁあぁ゛―――ッ」
『…巴…っ…』
「あっ…んんっ…ああぁんっ…!」
ギリッ…と…彼の背中に
自分の爪を…立てて。
そうしてしまっている自覚も無くて。
快感…の海に溺れそうになって、
必死になって…縋りつく…。
自分…も…彼の波に揺さぶられる度に
どこ…にあるのか…見失ってしまう。
「ああっぁん!…はぁ…、ああああんっ…
あっ、んんっ、あああっ、港斗ッ…
あっ、ああ、港…斗ッ、あああんっ」
感じすぎてしまって、怖くなって
不安な気持ちを紛らわせる様に
彼の名前を喘ぎ混じりに呼ぶと。
ギュウウウと…指を絡めて繋いだ手を
痛み…を感じる程に握られて。
「…っ…ぁ、んんぅ…、あぁあああぁ…ん」
その…痛みが…一瞬、
有り余るほどの快感を薄めるから。
真っ白の世界から現実に引き戻される。
「あっ…あぁあっ、港斗ッ…
呼んで…?…な…まぇ…呼んでッ」
『巴っ…、巴…ッ』
「あああっ、港斗ッ…んんんっ
あっ、ああっ、ああぁ゛あああん!!」
また…絶頂の波に攫われて…、
感じていた…現実から…
自分が遠ざかる感覚…を感じる。
一瞬に現実に…引き戻されては
また白の世界に溺れる。
そんな事を…繋がっている間に
何度も何度も…繰り返している内に
段々…と考える事も出来なくなって。
喘ぎ混じりに乱した呼吸では
ちゃんと息をする事もままならない。
「んああぁっ…、あんっ…
ああああぁんっ…んんっ!!」
朦朧とした……意識では…
気持ちいい…と…彼が好きって
そんな事しか…分からなくて。
気持ちいいと好きが…
自分の中で交互に回っていて。
「あっ、んんんっ…好きッ
港…斗ッ、好きッ…あああっ
んんっ、好きッ、…あああぁんんッ!!」
『巴……、好き、好きです…』