この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第23章 ちょっとした寄り道
私の視線の先のピアスを
旦那さんが手に取ると、
私が手に持っていたのを
反対の手で取って。
それと交換の様にして
自分が持っていた
色違いの方を私の手に持たせて来る。
「???」
彼の行動の意味が分からなくて
その場でぼんやりして居たら、
ピアスを持ったままレジに行ってしまって。
そのピアスを購入して戻って来て。
『はい、どうぞ。
僕から巴へのプレゼントですよ』
「あっ、ありが…とう…ッ…」
『と言う事なので、それは
僕から巴に…です。そっちを
僕が巴の妹さんにってするより
こっちを僕が買う方が
いい感じに納まると思うので…』
ね?と言ってにこっと彼が笑って。
彼の…こう言う所…好きだなって
そんな風に思いながら、自分が
持っていたピアスをレジに持って行って。
ほくほくな気分で…、
御崎ガラス舎を後にした。
それからまた来た道を戻って、
車を置いていた駐車場に戻って。
向かった先は…車で5分も
掛からない程の場所にある
桃井ミュージアムと言う所。
雲火焼と言う、江戸時代の
焼き物の技法が一度後継者がおらず
途切れてしまっていたのを
現代に復活させた…雲火焼作家の
作品を見たり購入したりできる…他。
綺麗にお手入れがされたお庭に
色んな種類の水琴窟があって、
その音色を楽しんだりとか。
そのお庭の中に、映える感じの
フォトスポットがあって。
”天使のブランコ”と言う
高さが5メートルあるブランコで
海に向かってブランコを漕いで
景色を楽しむことが出来るんだけど。
その高さもさることながらに
目の前の赤穂の海の眺めも最高なんだけど。
その木製のブランコって言うのが
横の長さも長いブランコで、
大人が2人乗りするのにいいサイズ。
とは言っても…、片側しか
手で持てないから…自然と
お互いの手を繋いで乗る感じになって。
何だか…ちょっと…照れくさい様な
むず痒い感じがして、恥ずかしくありつつ
どきどきしながらブランコに乗って。
タイマー設定にしてスタンドを使って
ブランコに乗ってる所も撮ったりして。
桃井ミュージアムを後にした。