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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第25章 11月1日 ~香川への前乗り~
三木違いではあるけど、
妙な親近感を感じてしまいつつ。
高松中央で高速から降りれば、
そこは高松市の中心の辺りになる。
『大学時代に…高松にはうどん
食べにだけ、たまに来てましたけど
この辺りは結構都会ですよね?』
大学時代の友達に、うどん好きな子が居て
その子が運転するからって
うどん屋のハシゴにしばしば
彼は付き合わされてたみたいで。
高松市のうどん屋さんは割と
何処も早い時間に営業を終了する
店がほとんどだけど。深夜営業してる
うどん屋さんとか…、早朝の5時とか
そんな時間から営業してる所もあるみたい。
ナビの画面を見ていたら、
はなまるうどんとか、すき家とか
吉野家って文字も見えるから
ちょっと安心するんだけど。
でも…高松のはなまるうどんは…
大丈夫…なのかな??うどん県…で
チェーン店…やって行けるのかなとか
そんな要らない心配をしてしまいながら。
インターから下道に降りてからは
目的地のラブホテルは…車で
10分少々の距離にあった。
ホテルヴェネチアンプレミアムと言う
名前のラブホテルなんだけど…。
珍しいと思いますよと彼が言ってて
外観はラブホテルって感じで
別に珍しい感じはしないけど。
駐車場の入口の部分に入って、
普通のホテルと全然違う
駐車場の感じに驚いてしまった。
驚いたのは、何でかと言うと…。
「何?これ?パティオみたい…じゃない?」
ラブホテルの駐車場と言うのは
こう…建物の1階部分に作ってあるので
上に建物がある感じの柱が
邪魔する感じになってたりするんだけど。
このラブホテルの駐車場はそうじゃなくて、
『ワンルームワンガレージ式の
ラブホテル珍しいですよね?
僕も…聞いた事あるけど
実際に…来るのは初めてなんで…』
駐車場に車を置いて、
タッチパネルでお部屋を選ぶんじゃなくて
そのお部屋に1つ、専用の
駐車場がある感じになっていて。
『部屋15しかないんで、
週末ですし、空いて無かったら
嫌なんで、予約して置いたんですよ…』
予約が出来るラブホテルは
別に珍しくないけど。
ここともう一つ気になったホテルが
あったみたいなんだけど。