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幻影の胡蝶 〜桃源郷の寵妃達〜
第2章 桃源郷は地獄だった
先程まで自分のモノが収まっていた桔梗のソコも、赤く腫れている様だった。

普段だったら絶対にさせない無理な事を朱雀は桔梗にしている。






目の前の胡蝶と言う名前の女が気に入らないからだ。






そんな自己の欲望に桔梗を巻き込んで申し訳無い気持ちになった。

だからせめて彼女が苦痛にならない様に、赤く腫れ上がっている秘部をヌルリと舐めた。

「ぁあ……朱雀様……。」






大きく開かせている足も震えて、声まで震えていた。

だけどその声の中にも艶っぽい甘い声を聞くと、朱雀は更に指を膣の中に入れて、目の前の突起を口に含む。






更に桔梗の声が大きくなり、その手はキツく朱雀の頭を掴んでいた。

その刺激が心地よい快楽になる様に、朱雀は丁寧に桔梗のソコをほぐしていく。

朱雀は桔梗の顔色を伺いながら、胡蝶に目をやった。






とっくに逃げ出したと思っていた女は、力無く座り込みジッとこちらを見ていた。

その目はどこか虚だが、目に溜まった涙で潤んでいて、それでもしっかりと2人の情事を見ていた。






心を無にしてようとしているだろうが、傷付いた心はちゃんと大粒の涙を流していた。

朱雀は体を起こして桔梗を見下ろした。

こちらの女人も、顔を紅潮させて情欲の色を見せるが、どこかその目は寂しそうに朱雀を見ていた。






とてつもなく、嫌な気分になった。






朱雀は桔梗の足を掴むと、そのまま自身のモノを桔梗の中に埋めていった。

桔梗の腰が大きく跳ねた時に、胡蝶の握っていた拳も強く握られた。






快楽に任せて腰を動かすが、気持ちは一向に晴れなかった。

何故そこまでしてこの行為を続けるのか。






朱雀は胡蝶の名前を他の誰かに囁くのが嫌だった。



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