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先生♡ロリコンになってください♪
第11章 あくまの研究のち・・・すれ違う意図
暗にあなたと紫藤の行為を見たことを俺に言おうとしている、というように匂わせてみる。若干誇張が入っているが、どうだ!?

「なるほど・・・何かがきっかけそう思い始めた、っていうのは、ありそうですね」
口元に手をやり何かを考え込んでいる素振りを見せる。おお!自分の行為を振り返ってくれている!?俺の言いたいこと、伝わりましたか?

「まあ、思春期で、単純にそういうことに興味を持つ年頃なのかもしれないですけどね・・・。でも、興味を持つのはいいとして、それをあちこちで聞いてまわるというのは、やはり不適切な気がするんですよね・・・。学校という場ですし、一応、そういう性的なことは・・・周囲に知られても困りますしね」

そうだ!風見先生!学校でそういう行為をすると、バレる可能性があるんですよ!ダメです、やめてくださいね。大丈夫、今回のことは大事になっていません。俺も言う気はないです。俺があなたを守ります。だから・・・。
お願いだ、俺の意図、きちんと伝われ!と祈りをこめる。

「そう・・・ですね。武内先生のおっしゃるとおりだと思います」

ちょっと、伏し目がちに言ってくれる。良かった!伝わったみたいだ。
これでひとつ目の目的は果たせた。風見先生が二度と、学校でああいった行為に及ばないように、釘を差すことができた。

よし、ここからは二つ目の目的・・・。

「そう、それでですね・・・ごほん、えっと・・・、もし、よろしければなんですがー。こう、女子への指導方法について、色々教えていただけると助かるんですが・・・。私もまだまだ未熟な面も多くて・・・いかがですか、今夜にでも、夕飯でも食いながらもう少し相談に乗っていただけませんか?」

今夜・・・ですか?とやや逡巡するような表情を見せる。
しまった、急ぎすぎたか?
さっき、二階堂が俺に先生と紫藤との行為を見たことを言ったように匂わせたのが仇になったかもしれない。『私を脅迫している』と思われたり?
下手打ったか!?

だが、その心配は杞憂だった。風見先生はちょっと思案した挙げ句、手帳を開き、何かを確認すると、「わかりました」と言ってくれた。

その微笑みは、天使のようで、俺はそれだけで幸せな気持ちになった。
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