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先生♡ロリコンになってください♪
第12章 すれ違う意図のち・・・てんしの微笑み
そして、私は聞いてしまった。放課後、教室で熊谷を含めた男子たちが話しているのを。

「健太・・・風見落としたんだって?」
「ああ・・チョロかったぜ。好きだ、って言っただけでさ。あいつモテないじゃん?キスまであっという間」
「さすが、目の付け所がエグいねぇ」
「これで俺、2点で、一歩リードじゃね?」
「いやいや、俺だって、今、佐伯を頑張って攻略中だし。すぐ追いつくよ」
「佐伯ー?あのメガネかよ?ちょっとは選べよ、おめーも大概エグいね」
「美貌は点数に入ってないだろ」
「そりゃそうだけどさ」

はははは・・・・
数人の男子の笑い声が聞こえる。このあとの言葉は全く入ってこなかった。十分だった。
あいつらは女を何人落とせるか、で、競争していたんだ。

それも、モテなさそう、あまりパッとしていない、そんな女子ばかり狙って・・・

外道・・・。

そんな言葉が浮かんだ。同じ年の男の子が汚らしく、気持ち悪く感じ始めたのは、ここからだったと思う。
それはあっという間に男全体に広がった。自分がどんなに努力しても、彼奴等は私を平気で傷つける、苦しめる、奪っていく。

だったら、こっちから願い下げだ。

最初、行き場のない私の想いは、二次元に向いた。アイドルを追いかけたり、乙女ゲームにはまったり。しかし、大学1年生のときに大きな転機が訪れた。
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