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年の離れた妹
第4章 兄妹
しかし月曜になっても、妹から肝心のラインはなかった。それどころか、何の連絡も来なかった。僕は心配で仕方がなかったが、催促することは妹にプレッシャーになると思いできなかった。そして水曜日の夜、やっと恵津子からラインが来た。それは嬉し涙を流すキャラクターのスタンプだった。そして次の瞬間、妹から電話がかかってきた。

やはり妹は、不安で病院に行っていなかった。ただ前日、妊娠検査薬で検査をしていた。検査では妊娠していなかったが、相変わらず生理が来なかった。しかしその夜、待望の生理がやって来た。妹は真っ先に僕にラインをすると、続けて電話をかけていた。その声は震えていたが、同時に安堵した声だった。僕も安心し、心からよかったねと声をかけていた。ただ、妹は彼氏に何も伝えていなかった。なぜならもう、二度と連絡しないことを決めていたからだった。そして恵津子は彼氏と別れるだけでなく、職場も退職することを決めていた。僕はそれらのことに、なにも意見を言わなかった。なぜならすべては妹の決断であり、僕は何があっても恵津子を守るつもりだった。

その夜から妹は、僕と頻繁にラインで連絡を取り出した。ほとんどたわいないことと、新しい仕事の相談だった。僕と恵津子は過ごした一夜のことは触れず、あくまで兄妹として連絡を取っていた。

妊娠騒動から数週間後のある日、妹からラインがあった。たまには実家に帰って来ない?そうメッセージにあった。僕は週末の予定もなく、妹に会いたい気持ちもあった。夏に帰ったけど、そう返信したが内心帰る決意をしていた。見透かすように恵津子から、可愛い妹に会いにおいでと返信があった。僕は覚えたスタンプでOKと返すと、間髪を入れずハートマークの返信があった。恵津子はやはり、可愛い妹だった。
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