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第3章 女中　千勢（ちせ）

　その時、千勢が、頭を富田の肩に預けながら、　「ご主人様。千勢は・・・」　と言い始めたところを、富田は、唇を塞いで舌を差し込んだ。千勢も、目を閉じたまま、一所懸命に舌を絡め返しているうちに、富田の手がエプロンの端から入って胸に伸び、メイド服の前ボタンが一つずつ外されていった。そして、ビスチェに締め上げられて深くなった胸の谷間を、富田の人差し指がゆっくりと這っていき、そのまま乳房を覆った胸当ての部分に静かに潜り込んで、乳首に触れた。千勢の息遣いが荒くなり、舌が離れて、たっぷりの唾液が糸を引いた。

　千勢は、これまで富田の当番中には、セーラー服を着たままで奉仕を求められることがよくあり、富田が、洋装の制服や下着で興奮することをよく承知していたので、＜おみやげ＞と言いながら、メイド服と体の線をはっきり出す下着を千勢に着せた意図も、直ぐに察していた。それで、富田の腿の上から降りると、胸が大きく開いたメイド服を脱がないまま、ソファーの前で正座し、富田の両脚の間に割り込んだ。ビスチェの胸当ては押し下げられていたので、乳首が勃っているのが、エプロンの脇から見え隠れした。