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東京帝大生御下宿「西片向陽館」秘話~女中たちの献身ご奉仕
第3章 女中 千勢(ちせ)

 千勢が目を閉じたまま、激しい息遣いをしている間、富田は千勢の脇に横寝して、片手で乳房を撫でながら静かに見守った。やがて、千勢は少し落ち着くと、体を起こし、富田の胸を押して仰向けにしてから、その腰の脇に正座した。そして、上体を前に倒して、男根を舌で丁寧に舐め始めたが、亀頭を口に含んで、残った精を吸い取ろうとした時に、大きく咽(むせ)てしまった。

 「千勢が、そうやって口で綺麗にしてくれるのは初めてだね。嬉しいけど、無理をしなくていいんだよ。」

 「以前から、女中のお姉さまたちから、こうすると殿方がお喜びになると聞いていたので、最近は、少しでも慣れようと思って。でも、まだ無調法で申し訳ございません。」 千勢は、そう詫びてから、男根をゆっくりしごきながら、言葉を続けた。
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