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奥深くナカに注いでください…
第4章 【寝取らせ専用アパート】
「結婚する?」
誰もが憧れるプロポーズ
セックスし終わった後に言われて嬉しくて泣いちゃった
最近、少しヒモ気味だったし
他にセフレ居たっぽかったし
もう無理なのかなって思ってた
「お前、俺から離れんなや?」
「うん……結婚する!」
何度か別れの危機もあったけど
こうして言葉にしてくれて
腹括ってくれたんだな、と思うと泣けてくる
今度お金貸してとか、デートドタキャンしてきたら別れようと決めていた
周りからも良く思われてなかったし
定職に就かない彼を親にも紹介出来なかった
でも今は工場勤務も続いてるし
目の前で他の女とも縁を切って連絡先も削除してくれた
彼の住んでるアパートでご飯作って待ってると
帰って来た時に嬉しそうにするから
あぁ、この人にして正解だったって思ったの
小さなテーブルの上で婚姻届にサインしてさ
買ってきたお酒で祝杯してさ
何度もキスして良い感じになった時
インターホンが鳴って隣人が麻雀しようよって誘って来たっぽい
今までに何度かそんな事もあった
その都度「彼女来てるんで」と断ってくれてたのに
彼が手招きするから行ってみれば
「俺の嫁っす、今度籍入れるんすよ」って紹介までされたの
「おめでとう」って知らない隣人にまでお祝いされちゃってくすぐったい感じ
「それなら皆でお祝いさせてよ」と結局、お隣にお邪魔する事になった
これからお付き合いあるかもだし…なんて思ったのがそもそもの間違い
結局、この為だった
私は、この男を信用し過ぎて何も見えなくなっていたのだ
カニ鍋やお酒をすすめられ断るわけにもいかず、お礼を言って口に運んだ
もうお腹いっぱいだし、飲めないよ、と彼に言う
頭がふわふわしてきて酔わないように気を張っていたのに度数の高いお酒ばかり……