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心の中のガラスは砕けて散った
第1章 プロローグ
ーー 好事魔多し ーー

ーーー 大凶 ーーー

「 なんだよ 新年早々 」
家族で来た初詣 参拝を終えて引いたお御籤に掛かれた文字を見て
康二はぼやいた 

「 引いてみる? 」

初詣で訪れた神社 参拝を終わらせ腕を絡ませた綾乃の
顔を覗き込み 大きな瞳が嬉しそうに頷いて
優しい笑顔で子供達を見て

「 皆で引こうか 」

二人の息子に声をかけて 綾乃は次男の悠馬を抱き上げ
お御籤ボックスに体を寄せ 悠馬が嬉しそうに
一枚のお御籤を取り出した悠馬を降ろして

「 重ーーい 」
嬉しそうに言い 自分もお御籤ボックスに手を差し入れた

「 やったー僕 吉 」 
長男の壮馬がお御籤を広げて康二に見せ

「 僕も 吉 」
悠馬も 広げて見せてくる 
康二は自分のお御籤を畳んで
ポケットに入れて綾乃を見ると

「 私、 末大吉、 後で良い事有るのかな 」

165センチの身長は 女性としては大柄な方だが
小顔が 綾乃を低く見せ 今年36歳に成るが
何処か幼さの残る顔立ちは 30前に間違えられる
容姿を保っていた 小さかった胸も二人目を出産した後は
Dカップのブラジャーに変わったと 康二が営みの時
乳房を吸っている頭の上で 言って来た事が有った
少しウエストに肉が付いて 康二が摘まむと
軽く睨んで どうせ中年太りですからと 
3年前に建てた家の中は 笑いが絶えない
広げたお御籤の文字を読んで 悪戯な笑顔で
康二を見て言う

ーーー 一期一会 ーーーー

「 何だろう? 誰かと出会うのかな? 」
「 白馬の王子様が カボチャの馬車で・・・迎えに来てくれたりして 」 
笑顔でお御籤を広げ 康二に見せて来た

「 爺い爺の 家に行くぞ 」

二人の子供が笑顔で走り出して 綾乃は康二に腕を絡め
駐車場に向かった
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