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心の中のガラスは砕けて散った
第1章 プロローグ
「 明けましておめでとうございます 」
実家で新年のあいさつを交わし 子供達は
お年玉を貰い 綾乃が息子たちに ポチ袋を渡して
耳打ちする
「 明けましておめでとうございます 爺爺 婆婆 はい 」
壮馬と悠馬が両親にお年玉を渡した
「 有難う 」
母親が満面の笑みで 答え 立ち上がって台所に向かい
綾乃が慌てて 後を追って付いて行った時 玄関の開く音がして
「 あけましておめでとうございます 」
明るい声と共に 次男の嫁の裕子さんが顔を覗かせて来た
「 蓮 明けましておめでとう 」
裕子の服を掴む 次男の息子に康二は声を掛け
「 雄二は? 」
「 今来るよ 」
少しぽっちゃりとした裕子が笑顔で答えて
「 ほら!! 」
蓮の背中を押して 義父の前に押しやった
「 爺爺 明けましておめでとうございます、ランドセル有難う 」
満面の笑みを浮かべ 父親は お年玉を渡して手を引こうとすると
蓮は慌てて裕子の許へ駆け寄った 康二はそんな姿を見て
「 蓮!! おめでとう 」
実家で新年のあいさつを交わし 子供達は
お年玉を貰い 綾乃が息子たちに ポチ袋を渡して
耳打ちする
「 明けましておめでとうございます 爺爺 婆婆 はい 」
壮馬と悠馬が両親にお年玉を渡した
「 有難う 」
母親が満面の笑みで 答え 立ち上がって台所に向かい
綾乃が慌てて 後を追って付いて行った時 玄関の開く音がして
「 あけましておめでとうございます 」
明るい声と共に 次男の嫁の裕子さんが顔を覗かせて来た
「 蓮 明けましておめでとう 」
裕子の服を掴む 次男の息子に康二は声を掛け
「 雄二は? 」
「 今来るよ 」
少しぽっちゃりとした裕子が笑顔で答えて
「 ほら!! 」
蓮の背中を押して 義父の前に押しやった
「 爺爺 明けましておめでとうございます、ランドセル有難う 」
満面の笑みを浮かべ 父親は お年玉を渡して手を引こうとすると
蓮は慌てて裕子の許へ駆け寄った 康二はそんな姿を見て
「 蓮!! おめでとう 」