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心の中のガラスは砕けて散った
第9章 8月
電話機を持ち上げて、名刺の裏に
書いて有った、電話番号にダイヤルを
八回のコール、ドキドキしたまま聞いてた 
電話が繋がって ご主人様の声が聞こえた時
ホッとして

「 古川です・・・・ 」

きっと声は震えていたと思う、自分の名前を
言うのがやっとだった、ご主人様が何というか
あの日だけと言われたら、諦めるしか無い
覚悟して受話機を耳に押し当ててたの、

ご主人様私の声を聞いて、少しの間、黙ってから
来週火曜、1時にホテルに、そう言って
電話は切られた、火曜にお会いした時
土曜日曜に人に合う為出かける処だったと
教えて呉れた、

お返事を聞いた時、あそこが濡れて、
月曜に出社して直ぐ 有休を申請して 
課長が顏を顰めて 認めて呉れた、

週末家にいる時も、ご主人様の事を
考えてしまって・・・
伸一君にその時に、不信感与えたのかな?
火曜日、彼を送り出して、
新しい下着、紐で結ぶ真っ赤なティーバックと
半カップのブラを付けて ホテルへ向かったの
またご主人様とお会いできる、抱いて貰える
エレベーターを降りて、人気の無い廊下を
歩いて居る時、心臓の音が聞こえる位
ドキドキして、 ドアをノックしたの
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