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心の中のガラスは砕けて散った
第10章 奈緒
腕に奈緒の頭を乗せ 暗い天井を
見つめていた目を閉じ 頭の中に 
友人達の笑い声が蘇って来る

ーー あっ ハハハハハ、イッヒヒヒヒ ーー

中学の修学旅行 友人達と入った浴場で
何時も攣るんで行動していた 二人の友人が
悠希の股間を見て、腹を抱え笑い転げ続け
友人達の股間の物と比べ 初めて自分の物が
小さい事を教えられた日だった
皮を被った おちんちん、悠希の股間の物は
小指の先のサイズ、友人たちの物と比べ
半分も無かった

「 赤ちゃんの ちんちん 」

笑い乍ら指さされた 言葉は今でも悠希の
心に深い傷を与え、それ以後、悠希は他人との
入浴を極力避ける様に成り、社会人に成ってから
何度かの旅行で入る、大浴場での男達の股間の物と
見比べ、自分の物が余りにも小さい事を再認識していた

**

悠希の腕に顔を乗せ、幸せそうに寝息を立てる
奈緒の頭に目を遣り、先日見たAVの映像が蘇る
楠社長が手渡してくれた ビデオテープ

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