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こんなに晴れた素敵な日には先輩の首を絞めたい
第4章 第3話 かわいい後輩
 1年目の救急研修医は日によって一般病棟担当、救急ICU担当、そして救急外来担当と業務が分けられており、救急外来担当の研修医は患者さんが来ていない間は待機室でゆっくりするのが常だった。

「それにしても日比谷さんしかり解川さんしかり今年の1年目は本当に優秀で頭が下がる。物部君とかこの前回ってた山井さんとか救急に不慣れな人もいるけどそれでも真面目さだけは確かだ。日比谷さんは麻酔科志望だったよね?」
「ええそうです。まだ確定してはないんですけど2年目も手術麻酔とかICUとかを中心に選択してみようかなって思ってます。坂本先生は神経内科志望でしたよね?」

 それからはその場にいた他の研修医と一緒に坂本先生が2年目に選択で救急をローテーションしている理由について聞いてみて、先生は内科の仕事には将来絶対に取り組むので2年目の選択ローテーションでは患者さんの全身管理について学ぶため救急や麻酔科のICUを選んでいるという話を聞かせてくれた。

 その辺の救急志望の研修医よりもよっぽど救急の仕事に慣れている坂本先生が神経内科志望という話を聞いて、人は向いている仕事とやってみたい仕事は必ずしも一致しないのかも知れないと私は思った。向いている仕事がいくつもあることはもちろんあるだろうけど。


 そして、2年目に自分の興味だけに基づいてローテーション先を選択できる坂本先生を羨ましいと思った。
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