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こんなに晴れた素敵な日には先輩の首を絞めたい
第2章 第1話 普通の人々
 今年の5月に湖南医科大学医学部医学科の6年生男子3名、つまり私の同級生の男子学生3名が大学のある滋賀県大津市内で重大な事件を起こした。

 まだ初公判も始まっていなくて私も伝聞でしか知らないけど、阿部と細川と鳥羽は彼らの一人がアルバイト先で知り合った女子大生を飲み会の二次会と称して自宅のマンションに連れ込んだ。

 そして泥酔した女子大生を3人でレイプして動画を撮影し、目が覚めた女子大生が警察に駆け込んだことで彼らは一夜にして性犯罪の容疑者になった。

 ということになっている。


 実際のところがどうだったのかは彼ら自身と被害者の女子大生にしか分からないし、報道の直後に厄介払いで学年ラインを追い出された彼らに直接事情を聞こうとも思わなかった。

 だけど彼らが以前から女の子を連れ込んだ動画を共有するためのグループチャットを作っていたことは確からしいし、「延焼」を防ぐためにそのグループチャットに入っていた他の男子学生については徹底的に学内で情報が統制されている。


 同級生の立場から見て、彼らは本当に普通の男子医学生だった。

 だからといって、湖南医科大学の同級生である以前に一人の女性である私にとってあの事件は「反吐が出る」という表現しかできなかった。


「どんな感じ、と言われましても……」
「ほら、何かあるでしょ。女好きって言い方は古いけどさ、特殊性癖なんじゃないの? 国公立だけど実家は開業医とか病院の副院長で、運動部のイケメンなのに普通あんなことしないでしょ」
「そんなの……私の面接に関係ないじゃないですか!」

 面接官が私に聞いてきたことは、事件を面白半分で見ていた世の中の普通の人々も気にしていたことだとは思う。

 彼らの実家は私と違ってお金持ちで、湖南医科大学は国立大学だから学費は医学部医学科でない他の国公立大学と大差なかった。

 だから誰もが不思議に思う。女の子と遊びたければ普通に彼女を作るなり雄琴温泉に行くなりすればよかったのに。


 だけど、なぜこんな場面で女性の私がその質問をされなければならないのか。
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