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コンビニバイトの男の子
第8章 密談
【9】
最後のドリンクを飲み終えて、少しの間沈黙が続いた後、悠希がおもむろに身を乗り出した。
「僕、今週ずっと考えてたんですけど、星野さん、1度、目の前で観てみませんか?」
「ええぇ!?」
心の中を読んだかのような突然の提案に、貴之が驚く。
「隠し撮りの映像は覗き見感があっていいと思いますが、目の前で観るのは違う良さがあると思うんです。コンサートやライブように」
「それは解るけど、シュウに気付かれずにどうやって?」
「萩子さん、もしかしたらMなんじゃないでしょうか?」
質問を返されて、貴之は戸惑った。
「え、M?Mって?」
「あ、Mってマゾ気質のことです。萩子さん、恥ずかしいことに興奮しているようなので、そうじゃないかと」
「た、確かに、映像でそんな感じはあったけど」
(萩子がマゾだったなんて、気が付かなかった。いや、僕や彼と同じように、シュウも眠っていた性的嗜好が目覚めたのかもしれない。私が始めた、この関係によって・・・)
「それで?」
貴之が、続きを即す。
「それで、星野さんを前にして言うのは申し訳ないんですけど、萩子さんは僕のお願いをある程度聞いてくれると思うんです。なので、こんな展開ならと・・・、ちょっと書いてみますので、すみません」
そう断ってレポート用紙を手に取り、貴之が書き込んでいた紙を捲ると、悠希は少しだけ考えた後にさらさらと文字を書き始める。
「こうやって、考えていたことを文字にするのって、楽しいですね」
そう言いながら、あっという間に文章を書き上げた。
「星野さんみたいに上手くは書けなかったんですけど・・・」
渡された用紙の冒頭の一文を見て、躰中がカッと熱くなる程の感情が貴之に沸き起こった。しかしすぐに、これも自分の性癖を煽るための表現だと理解して、先を読み進む。
(こ、こんなことを・・・)
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