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夜に咲く名前のない恋人達
第10章 「試してみる?」
顔を赤くして、視線を逸らすぷりんは、どうすればやめてもらえるか。

それだけを考えようとしてた。

ダメだって、ちゃんと伝えなきゃ………

でも優しくしてくれた響さんに、強く拒絶して傷つけるのは違う……

どうしよう……

なかなか言葉が浮かんでこない。

弱った小動物のようなぷりんを見下ろしていた響が、クスクスと笑った。

「そんな可愛い声を出して……何がダメなの?」

響が囁きながら、意地悪くブラジャー越しの乳首を、指先で転がす。

「……それとも、ぷりんがダメな子にされたいの?」

「ち……ちが……っ……」

抗おうとするのに、響の指が乳首の先で動くたび、身体の奥が疼いてしまう。

「んぅ……んっ……ダメ……」

「ダメなんだ?……じゃあ、ぷりんがダメな子になるくらい、教えてあげようか?」

耳元に落ちる響の吐息が落ちると共に、ブラジャーのホックが外されて、乳房がひんやりとした外気に触れた。

ルカの顔が頭をよぎるのに、響の指先を振り払うこともできなくて、されるがままのぷりんだった。

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