この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
夜に咲く名前のない恋人達
第13章 ルカとデート

11月29日。
バトルの最終日の前日。
地下アイドルの日曜日のライブには、朝の出番もある。
ぷりんは楽屋でスマホを開き、バトルの売り上げ結果を確認した。
ルカがジュリアに戻ったことで、ルカチームは200万円差まで追い上げていた。
「……明日が最終日か……」
ぷりんはまだ決めかねていた。
このままルカチームが頑張れば、逆転できるのでは?
そんな希望が出てきたのも事実。
でも、もし……負けてしまったら?
ルカがこの世からいなくなるかもしれない。
その現実が、ぷりんの心に重くのしかかる。
「……はぁ……」
浮かない顔でステージに向かおうとすると、ぽんが勢いよく背中を叩いた。
「おいおい、そんな顔でステージ出るつもりか~?」
「えっ……?」
「ぷりんの憧れたココちゃんは、そんな顔してたと思う?」
「……あっ」
ココちゃん。
ふらっと#らぶの伝説のセンターで、ぷりんがアイドルを志した存在の心結(こころ)。
彼女がステージに立つとき、どんな状況でも、いつも最高に輝いていた。
「ごめーん、頑張るねっ」
ぷりんは慌てて笑顔を作る。
「よしっ!!行くぞ~っ!!」
ぽんに引っ張られるように、ぷりんはステージへ向かった。
バトルの最終日の前日。
地下アイドルの日曜日のライブには、朝の出番もある。
ぷりんは楽屋でスマホを開き、バトルの売り上げ結果を確認した。
ルカがジュリアに戻ったことで、ルカチームは200万円差まで追い上げていた。
「……明日が最終日か……」
ぷりんはまだ決めかねていた。
このままルカチームが頑張れば、逆転できるのでは?
そんな希望が出てきたのも事実。
でも、もし……負けてしまったら?
ルカがこの世からいなくなるかもしれない。
その現実が、ぷりんの心に重くのしかかる。
「……はぁ……」
浮かない顔でステージに向かおうとすると、ぽんが勢いよく背中を叩いた。
「おいおい、そんな顔でステージ出るつもりか~?」
「えっ……?」
「ぷりんの憧れたココちゃんは、そんな顔してたと思う?」
「……あっ」
ココちゃん。
ふらっと#らぶの伝説のセンターで、ぷりんがアイドルを志した存在の心結(こころ)。
彼女がステージに立つとき、どんな状況でも、いつも最高に輝いていた。
「ごめーん、頑張るねっ」
ぷりんは慌てて笑顔を作る。
「よしっ!!行くぞ~っ!!」
ぽんに引っ張られるように、ぷりんはステージへ向かった。

