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夜に咲く名前のない恋人達
第13章 ルカとデート
11月29日。

バトルの最終日の前日。

地下アイドルの日曜日のライブには、朝の出番もある。

ぷりんは楽屋でスマホを開き、バトルの売り上げ結果を確認した。

ルカがジュリアに戻ったことで、ルカチームは200万円差まで追い上げていた。

「……明日が最終日か……」

ぷりんはまだ決めかねていた。

このままルカチームが頑張れば、逆転できるのでは?

そんな希望が出てきたのも事実。

でも、もし……負けてしまったら?

ルカがこの世からいなくなるかもしれない。

その現実が、ぷりんの心に重くのしかかる。

「……はぁ……」

浮かない顔でステージに向かおうとすると、ぽんが勢いよく背中を叩いた。

「おいおい、そんな顔でステージ出るつもりか~?」

「えっ……?」

「ぷりんの憧れたココちゃんは、そんな顔してたと思う?」

「……あっ」

ココちゃん。

ふらっと#らぶの伝説のセンターで、ぷりんがアイドルを志した存在の心結(こころ)。

彼女がステージに立つとき、どんな状況でも、いつも最高に輝いていた。

「ごめーん、頑張るねっ」

ぷりんは慌てて笑顔を作る。

「よしっ!!行くぞ~っ!!」

ぽんに引っ張られるように、ぷりんはステージへ向かった。

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