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友森学苑の秘密 やまとなでしこケイ先生は俺の嫁
第6章 第5話 輪姦演習(りんかんえんしゅう)
 あれから半年近くが経って、季節は既に冬に入っていた。

 ケイ先生は俺たち5人に高校1年の間にそれぞれの分野の武道のエキスパートになることを命じ、年度内に地元の大会で準決勝まで勝ち進むことを目標とするよう告げた。

 日下は柔道、高木はボクシング、城戸は弓道、山形は剣道、そして俺は総合格闘技。

 俺たち5人が目標を果たせば特別なご褒美があると言ってくれたケイ先生のために俺たちはたった半年間の間に猛練習を重ね、俺以外の4人は既に地元の大会で準優勝あるいは優勝の座を勝ち取っていた。

 そして12月下旬のこの日……


「はあっ、はあっ、一体何なんだよこいつは……何度倒れても一向にダウンしねえじゃねえか……」

 口内から血を流しながらマットの上に立ち上がった俺に、身長2メートル近くもある大阪府内の高校生アマ選手は余裕を見せながらも恐ろしさを感じていた。

「そうだよ、お前がどれだけ強くても俺は決してくたばらない。だって俺はなぁ……!」

 一瞬の隙を突いて俺は相手の顎に頭突きを食らわせ、仰け反った相手の目前で身を屈めるとマットを蹴って宙に浮いた。

「がはあっ!?」

 空中で右足を水平に回転させ、俺は裸足の右の爪先を相手の左側頭部に叩き込んだ。

 試合が始まってからその巨体と俊敏な動きで俺を圧倒し続けていた相手はスタミナが切れた所に全力を込めた蹴りを叩き込まれ、頭からマットに倒れ伏した。

「3・2・1・ゼロ! やりました、高校生総合格闘技選手権大阪府大会は古田翔選手の勝利です!! 会場の皆様、惜しみない拍手をお送りください!!」

 全身に受けてきた打撃が今になって内臓に響き、勝利宣言の直後に俺はマットの上にくずおれた。

 しかし、そんな俺に女神が優しく手を差し伸べる。


「あ、はあぁ……ケイ先生……」
「古田くん、今日はよく頑張りましたね。帰ったらケイ先生からの素敵なご褒美が待っていますよ☆」
「起きろ、起きろ古田! お前が帰ってこなきゃ何も始まらねえんだよ!!」

 激励の言葉を叫んだ高木に笑顔を向けながら、俺は城戸と山形に両側から肩を持ち上げられて立ち上がった。

 今日俺はここにケイ先生との約束を果たして、友森学苑に凱旋するのだ。
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