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わたしの放課後
第4章 情交のいりぐち
 おじさんの股間から掌に伝わる感触が変わってくる。

 「今日はお勉強する?」

 おじさんは家にわたしの居場所を作ってくれた。和室につい立てを立てて、文机と電気スタンドを置いて。どこで見つけてきたのかピンク色のクッションや小さな毛布まで用意して。家への帰りが遅くなるのを『学校の図書館で勉強しているから』ということにしているわたしの嘘が少しでも軽くなるように、と。

 「今日もありがとう…。恵子ちゃんの膣内《なか》…、あったかいよ」
 「わたしも…おじさんの…きもちいい」

 振り向くと座椅子に腰かけて本を読んでいたおじさんが顔を上げて微笑んでくれる。

 『一段落したのかな?』

 おじさんが本を脇に置いて両手を広げると、わたしはペットの子犬か子猫のようにおじさんの懐に抱かれる。ひとしきり抱きしめてもらったら、また勉強に戻るときもあるし、そのままセックスするときもある…。

 『お勉強する?』と訊かれてわたしは黙って首を横に振る。明日も試験はあるけど準備は整っているつもり。帰りの電車の中でノートを眺めておけば大丈夫だろう。掌から伝わる感触…おじさんはわたしの中に入りたがっているのだから、わたしもそれに応えたいし…そんな言い訳を考えてしまった。

 靴を脱いで上がり框から部屋に上がる。布団が綺麗に敷かれていてわたしは仰向けに寝かされる。おじさんがわたしを愛撫する。おじさんが指をパンティの上からわたしの割れ目にあてがい徐々に力を込めていく。”ぶじゅ…”って音がしたのではないかと思うくらい濡れている。わたしの体も変化している。

 『蜜をたっぷり湛えた柔らかい桃のようだよ』

 正直に言えば、今日は家を出るときから、おじさんと早くセックスしたいと思っていた。セックスしたくてしかたなかった。テストのときに答案用紙を見直していても、下半身が勝手にうずうずしてしまっていた…。わたしは下半身に操られているようにおじさんの店への道を急いで来たのだった。
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