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わたしの放課後
第7章 すれ違う人たち
 学校への行き来で街でいろいろな人とすれ違う。そんな人たちのことが妙に気になってしまう。その人のことも気になるし、その人からの視線も気になる。じっと見ている訳にはいかないけど、もしかしたらわたしのことを見ているかもしれないなんて思って、すれ違いざまにその人の目を見る。視線が合ったりするとすごくドキドキする。ドキドキするというか、すごく恥ずかしい。

 前から女の人が来た。小さい子の手を引いている。お腹も大きいから妊婦さん。でも、年代はお母さんくらいに見える。おそるおそる視線を送ると向こうもじっとこちらを見ている…。どこかで会ったことがあるような、ないような…。思い出せないまますれ違おうとすると呼び止められた。

 《ちょっと、あなた、お待ちなさいよ。なにかと理由つけて一人暮らしの男の家に通って、そのたびにセックスしてるのね。しかも、若い男じゃなくて、初老…いえ、もうただの老人じゃないの。〇〇〇〇《わたしが通っている高校》の制服着てお澄ましして歩いてるけど、見た目じゃわからないものね。今日もまっすぐ家に帰らないで、老人とセックスするんでしょう。汚らわしいことこの上ないわね…》

 びっくりしてその場に立ちすくんでしまう。女の人はさらにたたみかける。

 《…セックスしているだけじゃないのよね。こないだなんかアクメまでしちゃって、ますますのめりこんでるみたいじゃない。体温まで計って老人に膣内《なか》で出させてるなんてなに考えてるのかしら。高校生のくせに。不純異性交遊どころじゃないわね。さすがに危険日はスキンをつけさせてるのよね。母親のベッドサイドからくすねてきてたスキンをね。偏差値がお高いから勘定もお高いみたいで結構ね。とにかく、あんたみたいな子どもに欲情してる変態老人に股を開いてる変態女子高生なんて、とっとと退学処分になりなさいよ…》

 どうしてそんなことまで知っているのかわからない。
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