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隷婦 狙われた淫らな発情妻・実雅子 ~中出しの快楽に堕ちて~
第32章 再会
そのとき、実雅子は思い出して、

「そうなのね。でも、あの名刺には東京都新宿区歌舞伎町一丁目になっていたけど、東京まで行ったの?」

と、聞いた。

「あ、それね。俺、大学はW大だったから、東京にいたんだよ」

と、笑う佐川。

     W大?

驚く実雅子。

     大阪○○学院中学を
     中退して公立中学で
     不良だったと
     聞いていたのに。

と、聞いた話を思い出して、混乱する実雅子。

「驚いた?どこまで知っている?大阪○○学院中学を中退して、地元の中学に通っていたことは知っている?」

と、聞く佐川。実雅子が頷くと、

「高校は、K高校だった。そこからW大文学部さ」

と、話す佐川。K高校。学区トップ。やはり勉強はできたのね。

「不良だったんでしょ?」

と、実雅子は聞いた。

「よく知っているな。自分が嫌になって、荒れていたからな」

と、苦笑いする佐川。

「嫌になって?」

と、聞いた実雅子に、

「そう。理由は、受験に失敗したことじゃないぜ。わざわざ学校まで来てくれたお前に、あんな態度しか取れなかった自分が嫌になったのさ。自己嫌悪ってヤツ。マジで死んでしまいたいと思ったさ。自分が持つ変なプライドを持て余していたからな」

と、話した佐川。

「でも、勉強を頑張って」

と、実雅子が言うと、

「そうさ。将来、どこかでお前と再会して、聞かれても恥ずかしくないように整えたかった。大阪○○学院中学を中退して終わりじゃ、恥ずかしいからな」

と、苦笑いした佐川。

「佐川くんは、結婚しないの?」

実雅子が唐突に聞いた。

「しないよ。言っただろ。『大人になったら結婚しよう』って。俺が結婚する相手は、お前だけさ。お前が他の男と結婚した以上、俺には結婚という選択肢はないさ」

ニヤッと笑った佐川。

「本気で言っているの?」

実雅子が聞くと、

「今、俺はそう思っている。ここで再会できて、俺の赤い糸は、お前に繋がっているって確信できたからな」

と、実雅子を見つめる佐川。

「何を言っているの?わたしは・・・」

言いかけた実雅子に、

「俺は、お前が好きだ。あの時も、今も。俺との思い出の場所のここに来るってことは、旦那と上手くいっていないんだろ。違うか?」

聞き返した佐川。
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