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隷婦 狙われた淫らな発情妻・実雅子 ~中出しの快楽に堕ちて~
第33章 決戦は金曜日
「課長。会社のメールアドレスから、そのタイトルは拙くないですか?」

福永が意見した。

「いや、いいと思いますよ。もう、外面を慮っている場合ではないです。読んでもらえなかった意味がない。差出人を見て削除される可能性もある以上、タイトルで引き込まないとダメですよ」

と、佐川は、篠崎課長の案を支持した。

「う~ん。それも、そうか。それでも、賭けだな。義隆氏の性格からすると、少なくとも、会話でいきなり、そういう言葉を使えば、間違いなく、白い目で見られるのは確定的だ」

と、難しい顔をする福永。

「それはそうでしょう。言葉なら。メールのタイトルとは違うと思いますよ。興味がある言葉であることは間違いないのですから」

と、笑う佐川。

「そうか」

納得した福永。

「で、文書の内容は誰が考える?」

と、聞く篠崎課長。

「俺がやりますよ」

佐川が受けた。

「そうだな。今、一番情報を持っているのは、お前だからな」

と、担当のはずの福永が佐川の方を叩いた。

「頼むぞ」

と、篠崎課長も佐川を見て頷いた。佐川は、ノートパソコンを開いた。対面に座る福永が、

「書いたら、こっちに送ってくれ、一応、アドレスは俺の名前にしておく。でないと、メールの自動振り分けで、迷惑メールに入れられたら元も子もないからな」

と、話して笑った。期待が籠った視線と笑顔。佐川も気合が入った。

    さて、どう始めるか?
    書き出しで引き込まないと
    ダメだ。
    W大文学部の名誉にかけて、
    実雅子の旦那が、
    「話を聞きたい」、
    もしくは、
    「任せる」と言ってくれる内容。

「私は、佐川翔太と申します。実雅子さんの小学校の同級生です。私にとって実雅子さんは初恋の相手です。先輩の福永より聞きました。『奥様との夜の営みが重荷になっており、誰か代わってくれる人を探している』と。是非、志願したのですが、いかがでしょう!」

これくらい短ければ、『長い』と読まないことはないはず。一読という範囲だ。詰め込める内容は詰め込んだ。

福永にメールで送った。対面の福永が、

「お、早いな」

と、開封したようだ。

「いいんじゃないか。回りくどいことを嫌う人だからな」

と、話すと、篠崎課長も、福永の後ろに立って読み始めた。
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