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誰にも言えない、紗也香先生
第11章 エピローグ

そして、その夜、私は夢を見ました。
夢の中、川沿いの風景。
おばちゃんの穏やかな笑顔。
アリスはふわりと風に揺れるメイド姿でくるくる舞っている。
私の左手には、勇くんのあたたかい手。
右側には、イタズラっぽい笑みを浮かべたリザ。
少し先には、ハイヤーの車の前に立つ中年の運転手。
さらにその奥、芝生の上に座り、空を見上げるホームレスの老人。
空には、静かに虹がかかっていました。
それはまるで、一人ひとりの物語が、ここからまた始まっていくという予感のようで、
とても、とても美しい光景でした。
――そして、リザの手がそっと私のお尻に滑り込んだ。
――そして、対岸の遠くのコンビニから、「ピー」と控えめな音がした。
「ん…う、うん…リザ…ったら……」
寝言は、熱を帯びた吐息のように唇からこぼれ、
無意識の手が、ゆるやかに後ろへ滑る。
払うように、でも触れたいように。
そしてまた、静寂。
眠りなさい、紗也香先生
*終わり*
夢の中、川沿いの風景。
おばちゃんの穏やかな笑顔。
アリスはふわりと風に揺れるメイド姿でくるくる舞っている。
私の左手には、勇くんのあたたかい手。
右側には、イタズラっぽい笑みを浮かべたリザ。
少し先には、ハイヤーの車の前に立つ中年の運転手。
さらにその奥、芝生の上に座り、空を見上げるホームレスの老人。
空には、静かに虹がかかっていました。
それはまるで、一人ひとりの物語が、ここからまた始まっていくという予感のようで、
とても、とても美しい光景でした。
――そして、リザの手がそっと私のお尻に滑り込んだ。
――そして、対岸の遠くのコンビニから、「ピー」と控えめな音がした。
「ん…う、うん…リザ…ったら……」
寝言は、熱を帯びた吐息のように唇からこぼれ、
無意識の手が、ゆるやかに後ろへ滑る。
払うように、でも触れたいように。
そしてまた、静寂。
眠りなさい、紗也香先生
*終わり*

