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夜をほどく
第42章 揺れる絆、迫る影
オフィスの空気は重く、いつも以上に張りつめていた。
噂は確実に広がり、上層部からの視線が二人に向けられているのを紗江は感じていた。

「佐伯部長、少しお時間を」

冷ややかな声が廊下に響く。
二人の関係が知られたら、仕事も生活も全てが崩れる。
それでも紗江の心は揺れていた。

彼の傲慢で冷徹な表情の奥に見え隠れする弱さが、彼女を離れさせなかった。
しかし、その弱さを守るためには、もう一線を越えなければならないと感じていた。

「俺たち、もう戻れないのかもしれない」

佐伯のつぶやきに、紗江は強く頷いた。
背徳の渦に巻き込まれながらも、二人は互いの温もりにすがりついていた。

しかし、職場の影は深く――。
彼らを引き裂こうとする力が確実に迫っていた。
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