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誰もいないベッドルームで読む小説
第7章 くちづけの温度 ―ほどけて、深く―
彼女のキスがまた降ってきて、私の首筋を這い、鎖骨へと下りていった。
そのたびに、自分の肌がこんなにも敏感だったことを思い知らされる。

指先がシャツのボタンにかかる。ひとつずつ、ためらうように、けれど確実に外されていく。
私の胸があらわになるたび、彼女の視線がそこに落ちて、熱くなった。

「ねえ、ベッドに行こ?」
囁きと同時に、私は手を引かれて歩き出す。
少しだけ足が震えていたのを、彼女は気づいていただろうか。

ベッドに倒れ込んだ瞬間、体温と香りに包まれる。
彼女の髪が頬に触れる。手が背中を這う。
唇が、乳首に降りたとき、思わず小さな声が漏れた。

「……そんな声、出すんだ」
ふっと笑われて、また、吸われた。舌先で転がされ、やさしく、でも容赦なく焦らされる。

腰が浮いてしまいそうなのを必死にこらえて、シーツを握る。
だけど、彼女の手はもう私の下腹部へとたどり着いていた。
ショーツの布越しに、濡れた部分をなぞられる。
熱くて、恥ずかしくて、でももう止まれなかった。

「ここ……すごい濡れてる」
囁きながら、指が布の中へ入ってくる。
柔らかく開かれ、探られて、何度も奥をなぞられる。

私は自分がどんな顔をしているのか、もう分からなかった。
ただ、彼女の名を短く、必死に呼んだ。
それがどれほど色を帯びた声だったのか、自分でも怖くなるほどだった。

何度も唇を重ねながら、彼女は私をひらいていく。
内側も、外側も、私という私の全部を。

「気持ちいい?」
耳元で尋ねられ、私は首をふる。

「……やだ、もう……好きすぎて、つらい」

その言葉のあと、彼女の動きが一度止まった。

次のキスは、泣きたくなるほど優しかった。
彼女の指が、奥の奥まで私にふれたとき──
私は、すべてを委ねていた。

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