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幸せのカタチ
第9章 お鍋

時が経つのは早いもので気が付けば5月も下旬になっていた。
雅紀と電話をし始めてから約1か月を迎えていた。
そんなある日の事だ。
雅紀からこんなことを言われた。
「俺、毎日未来さんとこうして電話で話せることが物凄く嬉しくて愉しいのよね…」
「え?元カノと電話で話した事ないの?」
「うん、いつも連絡事項をLINEで交換していただけだからね…」
私はそれを聞いて大変驚いてしまった。
元カノとはかれこれ7年間も付き合ってきたと雅紀は言っていた。
付き合っていたら電話で話をするのは私からしたらごく普通の事の様に思えたのだ。
倫也と付き合っていた時なども私は毎晩長電話をしていたのを覚えている。
そんな事を思いながら私は雅紀とこの日も電話をしていた。
話しが何故だかお鍋の話しになった。
「俺、鍋が好きなんだよね、子供たちが帰って来ると鍋が1つでは足りないんだよ…」
「え?2つも作るの?」
「そうだよ、鶏肉が食べたいとか、タラが食べたいとかキムチ鍋が食べたいとか言うからね…」
「確かに魚と鶏肉とキムチは別になるわよね…」
料理上手な雅紀はいつも子供達に料理のリクエストをされるのだ。
それをイヤとも言わず、子供たちが食べたい物を淡々と作るのだった。
そんな話しをしていた時、何気に私はこう言ったのだ。
「水炊きだけど、鶏の手羽先を入れて作ると最高に美味しいわよ…」
「手羽先かぁ、手羽元でなら作った事あるんだけどなぁ…」
雅紀と電話をし始めてから約1か月を迎えていた。
そんなある日の事だ。
雅紀からこんなことを言われた。
「俺、毎日未来さんとこうして電話で話せることが物凄く嬉しくて愉しいのよね…」
「え?元カノと電話で話した事ないの?」
「うん、いつも連絡事項をLINEで交換していただけだからね…」
私はそれを聞いて大変驚いてしまった。
元カノとはかれこれ7年間も付き合ってきたと雅紀は言っていた。
付き合っていたら電話で話をするのは私からしたらごく普通の事の様に思えたのだ。
倫也と付き合っていた時なども私は毎晩長電話をしていたのを覚えている。
そんな事を思いながら私は雅紀とこの日も電話をしていた。
話しが何故だかお鍋の話しになった。
「俺、鍋が好きなんだよね、子供たちが帰って来ると鍋が1つでは足りないんだよ…」
「え?2つも作るの?」
「そうだよ、鶏肉が食べたいとか、タラが食べたいとかキムチ鍋が食べたいとか言うからね…」
「確かに魚と鶏肉とキムチは別になるわよね…」
料理上手な雅紀はいつも子供達に料理のリクエストをされるのだ。
それをイヤとも言わず、子供たちが食べたい物を淡々と作るのだった。
そんな話しをしていた時、何気に私はこう言ったのだ。
「水炊きだけど、鶏の手羽先を入れて作ると最高に美味しいわよ…」
「手羽先かぁ、手羽元でなら作った事あるんだけどなぁ…」

