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第2章 とける

　あけてやった隙間から男の両手が入っていく。手のひらがおっぱいを包み、広がった指の隙間からはみ出るほど揉みこまれ、白いタンクトップの下で男の指が蠢く。直にふれあう肌が吸い付いて気持ちがいい。

　――むにゅ♡、むにゅ♡、くるくる、ぴっ、かりかりっ♡

「……っ！ひッぁあ！んっんっ！」

　揉み込む手のひらが静かになると、指先が忙しく乳輪をくるくるとなぞり乳首を軽く爪先で弾いて引っかく。

「……それぇ♡、す、き……ぁ♡」
「……っ、ん、これな……」
「あぁっ♡、ひっ♡、ん♡ん♡♡あっ♡」

　つい男の愛撫を真似するように服の上から手の甲を指で引っかいた。


「はー……、ゆーちゃ、エロすぎてっ、キツい」

　一度、手を服から引き抜かれると、ジーンズのチャックを性急におろす音が後ろで聞こえる。いたずらを咎めるように、ぬちゃりと水音を立てながら飛び出たちんぽに軽くお尻のあいだを叩かれた。

「ぁっ♡ひぐっ♡！」

　――ずろりっ♡

「みて、ゆーちゃんにはえてる」
「……ばっ！……んぁ、あぁっ♡」

　軽口をたたかれながら、太ももに挟まれた肉棒がゆっくりと抜き差しされる。指でいじくられたクリが亀頭につつかれ竿をこすりつぶされていく。再び服の中へ潜り込んだ指先が、乳首の先を甘ったるく、くすぐる。
　どこにも逃げられなくて熱くて溶けそうだった。

「あっ♡♡、あっ♡♡、きもちぃ♡、の、すき♡」
「、、……っ」

　――にゅぷ♡、ぷにゅ♡、ぶちゅり♡、くぱぁっ♡

「ひんっ！ぁ゛っぁ゛ッぁ♡」

　いつの間にか、戯れをやめた肉棒がひだを掻き分けて入り口を浅く突いた。男は弱ったように呻く。

「も、むり……ぅ」
「あぁ゛ッ！♡♡はいって♡♡、りゅっ！！！♡」

　ミチミチと肉を押し広げて入ってくる感覚が確かにあり頭が痺れていく。消してあるはずの部屋の電気が点滅し始めた。

「ぁ゛っっ！♡あぁ゛ッ！♡♡んん、あっ♡ぁっ♡ぁ゛っ♡！！」