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12歳年下の旦那さんと新婚旅行と妊活する話
第18章 新婚旅行6日目 7月12日 ~AM~

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2025年7月12日の
新婚旅行6日目の朝は、
ハイアットリージェンシー瀬良垣
アイランド沖縄の
リージェンシースイートキングの
お部屋のベッドの上で迎えた。
旦那さんが…カーテンと、
ベランダに続くガラス扉を開くと
ベッドの上に寝ころんでいても
瀬良垣島の波の音が聞こえて来る。
『これで…空さえ晴れてくれれば、
って…もう…この話もし飽きましたね。
巴…おはようございます…。
朝食の前にシャワー浴びますか?』
冷蔵庫で冷やしていた
冷たい水を旦那さんが
ベッドの所まで持って来てくれて。
「ありがとう…、港斗。
丁度…喉乾いてたの…」
『まだ、ちょっと声枯れてますね…』
「うん、でも…寝る前よりマシみたい…」
乾いていた喉と身体には
良く冷えた水が美味し過ぎるほどに
染みて行くような感じがする。
『巴は、ゆっくりしてて下さい
僕、また水汲みに行って来ますんで』
と…自分は全部飲んじゃったから
私の分も…汲んで来てくれると
残りをグラスに移して
空にしたボトルを軽くゆすいで。
ベッドに私を残して
サーバーの所に水を汲みに行って。
しばらく波の音を聞きながら
贅沢な…時間だなぁって…
大きなベッドの上でゴロゴロと
転がって移動していた。
こんなにゴロゴロしても
余裕のある大きなベッドを
独り占めしてるのも、
かなり贅沢してる感じがして。
ちょっとした優越感に
浸っていたのも束の間で、
隣に旦那さんが居ないのが寂しくて。
巴はベッドから起き上がると、
おトイレを済ませて
洗顔は今からシャワーするから
その時で良いかって思って
とりあえず開放的な眺めが楽しめる
洗面所の所からさっきまで
寝ていたベッドと外の窓の景色は
曇天が今日も…広がっていて。
これが青空だったらなぁって
そんな風に思いながら
歯磨きをしていると
旦那さんが戻って来て。
『あ、巴。起きたんですね、
じゃあ、とりあえずシャワー
浴びちゃいましょうか…』
「港斗…そのまま…行ったの?」
昨日はシャワーを浴びないで
そのまま寝ちゃってたから。

