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12歳年下の旦那さんと新婚旅行と妊活する話
第28章 2025年7月25日 妊活開始

甘い甘いはちみつ酒を飲んで、
新婚…って言うか結婚した当時を
思い出して…子作りしてね的な
そんな有翔さんからの
メッセージなのかなって。
『ほんとは、アルトは自分で
作ってプレゼントしたいって
思ってたみたいなんですけど、
お酒の密造になるみたいで…』
自家製の梅酒とか、カリン酒とか
そう言うのはセーフなのに
それはアウトになるんだって
思ったんだけど…。
既存のアルコールに混ぜるのと
アルコールを作るのは別なのかな?
グラスからは…あま~い
蜂蜜の香りが凄いしていて。
お味も…凄い甘いはちみつ味で。
『甘いですね…、巴』
「うん、凄いはちみつ…だね」
このお酒には材料に
水と蜂蜜だけじゃなくて
菩提樹って言うのが入ってて。
菩提樹の花言葉は夫婦愛とか
結婚とかって意味みたいで。
新婚夫婦が夫婦の愛情を
深めるためのミードの材料に
ピッタリな…花言葉だなぁって
はちみつ酒を旦那さんと
ベッドの上で頂きながら思ったんだけど。
残っていた蜂蜜を、
旦那さんがスプーンから
自分の指先に取って。
『確か、蜂蜜って喉だか、
唇にも良いんですよね?』
そう言いながら私の唇に
バームタイプのリップを
塗るみたいにして。
蜂蜜をヌリヌリして来る。
『指…に、残っちゃいましたね。蜂蜜』
そう言いながらペロッと
自分の指の先に残っていた
蜂蜜を港斗が舌で舐め取って。
自分の指を舐める旦那さんの
顔が…えっちぃ…なって、
思ってドキドキしながら見ていた。
『巴の唇も、テカテカに
なってて美味しそうですね…』
「そのつもりで…塗ったくせに」
『バレちゃいましたか?
流石は僕の奥さんですね…』
そう言いながらペロッと…
唇の端っこの方の
蜂蜜を旦那さんが一舐めして。
『巴は…甘くて美味しいですね…』
「それは…、蜂蜜の…せいっ…
んんっ…ふっ…はぁ…あっ…ん」
旦那さんがキスをして来て
唇の表面の蜂蜜を舐められながら
キスをしていると、旦那さんの
唾液と自分の唾液と、唇に
たっぷりと塗られた蜂蜜が混じって。
甘い甘いキスになる。

