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12歳年下の旦那さんと新婚旅行と妊活する話
第30章 7月27日 妊活3日目

平和園って名前の
焼肉屋さんのビルの横に
塀に囲まれた建物が見えて
ホテルの外観も…洋風の
お城っぽい雰囲気のある建物で。

駐車場に車を駐めて降りると、
ロビーの方へ移動する。

『部屋、どの部屋が良いですかね?』

お部屋のタイプは3タイプしか無くて。
一番リーズナブルなお部屋がBタイプ
その上にAタイプと一番豪華な
お部屋タイプのSタイプがある。

一番リーズナブルなタイプのBの
お部屋も結構、お部屋の
写真を見る感じ普通のラブホテルだったら
結構いいお部屋になるぐらいの
広さがある感じに見える。

『Aがサウナ付きで、Sの部屋は
露天風呂と岩盤浴があるみたいですね』

旦那さんがタッチパネルを
観ながらそう言っていて。
私の心はBで十分って
そんな感じだったんだけど。

『こっちとこっちだったら、
巴はどっちが良いですかね?』

と言って来たのは1部屋だけ
空いていたSタイプのお部屋と、
サウナのあるAタイプのお部屋で。

私はBのお部屋もお洒落だし
広さも十分だって思うんだけど…。

「でも、この後海水浴に行くんだったら
サウナとか岩盤浴とかゆっくり
入ってる時間もないんじゃない?」

だったら…Bのお部屋で…と
そんな風にこの後に
林崎松江の海水浴場に行くなら
ここでゆっくり…はしない
だろうから…Bで良いと言うのを
ちょっと遠まわしに伝えたんだけど。

『仕方ないですねぇ~、じゃあ
Sの部屋は今度泊りで来ましょうね』

と旦那さんが言って来たので
今月の妊活で妊娠しなかったらね。
と、旦那さんにSランクの部屋を
諦めて貰う事に成功して。

それでも普通のラブホテルの
一番リーズナブルなお部屋の
ベッドしかない感じの
ソファもないタイプの部屋よりは
Bタイプのお部屋でも十分な
室内空間がある感じで。

まぁ偶にこのパネルは広く感じるけど
部屋に入ったら狭いなって
思う事とかもあるけど。

Bタイプのお部屋の中から
リゾートホテルにある様な、
スケスケのカーテンはないけど
カーテンが付けられそうな
木製のフレームの付いたベッドがある
お部屋の408号室を選んで
カードを受け取ってエレベーターで
4階に移動して、案内に従って
廊下を移動して408号室の前に来た。


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