パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第34章 番外編　　８月２６日　結婚記念日　～昼～夕方～

テラスのテーブルと椅子のセットから
デイベッドに場所を移動して、
2人で並んで腰を掛けながら
ポートタワーと海洋博物館の方を
ラ・スイートから眺める。

海洋博物館の白いネットみたいな
三角屋根の建物の上に
私達が４月に１．５次会をした
オーシャンプレイスさんがある。

『蓮から見るのも良いですけど、
こっちのラ・スイート側から
メリケンパーク見るのも良いですね』

「うん…こっちからの方が…
蓮から見るより距離も近いもんね」

そう言いながら旦那さんの
肩にもたれ掛った。

「前に…このお部屋に泊まった時は
お部屋でこんな風に
ゆっくり２人で過ごす時間無かったし…」

『他のタイプの客室には
ここまで広いテラス無いですからね』

ラ・スイートの全７０室の客室は
どのタイプの客室にも
オーシャンビューのテラス付きで
どのタイプの客室もテラス込みで
７０㎡以上の広さのあるホテル。

お部屋の名前が
プレミアガーデンと言う位なので
特別なテラスのあるお部屋。
お部屋とテラスの面積を合わせると
１００㎡を越える広さだから。

ラ・スイートの中では
スイートルームの括りには
なってないお部屋だけど
お部屋の広さはスイートルーム並みだ。

前に利用した時はお天気が悪くて
この素敵な専用のテラスには
１歩も出ないで終わっちゃったから。
旦那さんもリベンジしたいって
あの時にも話をしてたし。
そのリベンジの日に選んだのが
私と旦那さんの結婚記念日だったみたい。

「ありがとうね、港斗。
こんな素敵過ぎる
結婚記念日にしてくれて」

『セトレも再開発の対象ですし
あの部屋以外にも、新しい
客室が出来るかも知れませんし…。
来年の結婚記念日も楽しみですね』

プルルルルルルッ

内線の電話が掛かって来て。
旦那さんが電話に出ると、
そろそろデザートを
持って来ても良いかって
いう確認の電話だったみたいで。

アルフレッドさんに来て貰って、
お部屋のリビングの所の
テーブルの上にデザートと
食後のコーヒーと紅茶を用意して貰った。

お部屋の中から外の夜景が
見える感じの場所に立って
アルフレッドさんに写真を撮って貰って。