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12歳年下の旦那さんと新婚旅行と妊活する話
第35章 番外編 プレミアガーデンでの夫婦の夜

『そろそろ…お風呂…良さそうですかね』

と…旦那さんが寛いでいる
私に声を掛けて来たので。

「じゃあ、お湯張り出来てるか見て来るよ」

『あ、僕が行くんで、
巴はここでゆっくりしてて下さい』

いつもだったら、私がお湯張りは
担当なんだけど、旦那さんは
さっきもそうだったけど
私にお湯張りをさせてくれないし
お湯が溜まったかの確認にも
行かせてくれない感じで。

サプライズが大好きな旦那さんが
何かを用意してくれてるんだろうけど。

『巴、お風呂…良さそうですよ』

と様子を見にバスルームに
向っていた旦那さんが戻って来る。

このプレミアガーデンのお部屋は
水回りが1つのお部屋に集まっていて。
広いバスルームの中に
洗面所もおトイレもある様な
そんな感じの間取りになって居る。

前に結婚式の前の日に608号室の
エレガントツインのお部屋に
泊ったんだけど。そっちのお部屋も
丸い夜景の見えるジェットバスの
お風呂だったけど、水回りは
全部仕切られて別のお部屋になってたし。

このプレミアガーデンの水回りは
長い洗面台の背面が浴槽になっていて
かなり開放的な感じがする。

丸い大きめのサイズの
ジェットバスの表面には
バラの花びらが浮かべてあって。
小さい円形のテーブルがお風呂に
ついてるんだけどその上に
グラスとシャンパンが置いてある。

「旦那さん…これっ…」

『はい、オプションで
注文して置いたやつです』

これを用意してたから
私に…お湯張りを
させてくれなかったんだろうけど。

『風呂浸かりながら、飲みましょうよ』

「うん、素敵…」

シャワーブースはおトイレと並んで
奥側の壁側にガラス板で仕切って
設置されているから。

まずは…一緒にシャワーを浴びる事にして。

旦那さんがあっという間に…
全部脱いじゃって全裸になっていて。
旦那さんが床に脱ぎ散らかした服を
拾って軽く纏めるように畳むと
洗面台の端っこの方に重ねて置いた。

そのままでいいって旦那さんは
言ってたけど…、ここだと
もしかしたら濡れちゃうかも知れないし…。

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