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12歳年下の旦那さんと新婚旅行と妊活する話
第36章 番外編 結婚記念日…翌日

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2025年8月27日
結婚記念日の…翌日の朝を
私はラ・スイート神戸で迎えていた。
私が目を開くと……
プレミアガーデンのお部屋の
ベッドの上の天井が…
視界に映って。
ひょこっと…私の視界に
影が入って来て、その影に
焦点が合うと…、それは
私の12歳年下の旦那さんの
にっこにこの満面の笑みで。
「港斗…お、…おはよう…」
『奥さん、おはようございます!
今日も…バッチリいい天気ですよ。
コーヒー淹れるお湯沸かしてるんで、
テラスでコーヒー飲みましょうよ。
それからお湯張りも…し始めてるんで
コーヒー飲んだら一緒に
朝風呂に入りませんか?
夜の夜景も良いですけど、
朝の景色もいいと思うんで』
このお部屋には大きな円形の
ジャグジーバスがあって、
バスルームの窓からは…
メリケンパークが目の前に見える。
「うん、じゃあ…先に…
このままじゃ外に出れないから。
顔洗って…日焼け止めだけ塗らせてね?」
自分達の部屋のテラスだから
パジャマのままでも問題ないだろうけど、
すっぴんで朝とは言えど
紫外線を…浴びるのは良くない…。
その前に…おトイレにも行きたいし。
まずトイレに行って…、
喉かが湧いてたので…
冷蔵庫のサービスのお水を
グラスに注いで飲んで。
洗面所で顔を洗って、
オールインワンゲルを塗って
その上から日焼け止めを塗った。
私が…コーヒーを飲める支度を
整えていると…旦那さんが
コーヒーを淹れてくれて。
昨日…結婚記念日のディナーを
ふたりで頂いたテラスの
テーブルの所で朝の神戸の
ベイサイドの景色を眺めながら。
ラ・スイートのオリジナルの
ブレンドコーヒーを頂いた。
『良いですね…、朝の…
爽やかな潮風を感じながら…
広いテラスでまったりと…
コーヒーを…飲む時間……なんて
凄い贅沢…って感じがしますね…』
「でも…淡路島のあのマンションに
住むようになったら…、毎日…
家のベランダで…潮風を感じながら
朝のコーヒー飲めるよ?」
と言う私の言葉に旦那さんが
コーヒーを傾けていた手を止めて。
『そうですね…、忘れてました…』

