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第1章 1年生

理科

「ええ、この度は理科の教師を務めさせていただきます安原と申します」
安原先生は理科の教師。まだ本校で働くのは初めてらしく、おどおどとしていて何だか落ち着かない様子だ。

「で、では今日の内容についてですが……」
こう初対面だとお互いに恥ずかしくなる。

安原先生には事前に本校の緊縛ルールを教えているらしいが、やはり初めてには刺激が強すぎたらしい。しかも安原先生は本校一若いと思われ、その若さからか他の女性教師からは人気が耐えない。

手にチョークを持って黒板に内容を書くも、明らかに震えているのが分かる。
緊張しているのか、羞恥心に追われているのか。

自分たちよりも恥じらう先生を見て、少しだけ安心できた生徒なのであった。