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第1章 1年生

新入生歓迎会

新入生は先輩の、あまりにも可憐な姿に驚いていた。
ここでは毎年、緊縛披露を行うのだが、男子のテキパキと縄を使いこなす姿と、女子の縄を体全体で受け入れ気持ちよさそうにする姿は、とても新入生には出来ないようなものだった。

先輩の素晴らしさに感激する一方で、来年は、これを披露しなくてはならないのかという憂鬱が、新入生の心の中に入っていくのであった。