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第12章 昴と美和の未来

薄暗い映画館に入り昴と美和は並んで座った。


外国映画はロマンチックな描写で美和は目をキラキラさせながら真剣に見つめていた。

そんな美和をチラチラ見ていた昴は美和の肩を抱き指を絡めてきた。

「‥えっ⁈」

「しっー」


昴は驚く美和の唇を塞いだ。

「んっ、」

美和は昴の胸の中に倒れ込むように体を預けた。


昴は美和の髪を優しく撫でながら寄り添うように映画を見続けた。

時折、お互いに見つめ合うとキスをしながら、まるで2人は映画の主人公の様に甘い時間を映画館で過ごした。