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池袋ウエストゲート・ラブホテル〜追われる美女の事情(わけ)
第3章 美しき娼婦の誘惑
「JKのコスが人気ですよ。白ブラウスにリボンタイとタータンチェックのミニスカートを履かされて、下着は着けるなとか。ふふふ。その格好で、服を着たままでエッチしたりね」

 男は単純だ。いくつになっても、愛人に回せる金があっても。

「おしっこを飲みたがる人もいます。舐めるのが好きな人とか」
「はあ。そうなんだ」
「一泊以上の旅行もオッケーなんだけど、これでも会社員なんで、事前に要相談です」
「えっ! 会社員なの?」
「そうですよ。新卒で入った会社なんだけど、ブラックで給料安いんで」
「ふうん。大変だね」

 正直にそう言ったら、ミカは笑った。

「お金が好きなんです。セックスも好き。でもお金はもっと好き」
「なるほど」

 ……なるほどね。

「前に会社に内緒で風俗嬢をやっていたんです。それで辞めていく先輩から、契約者さんの話を聞いて、そっちのほうが儲かるってわかって」
「さっきの男性、契約者とどうして揉めたのかい」
「ああ、それはね」

 あの男は以前からの契約者なのだが、最近になって支払いが遅れるようになったという。
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