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僕の愛する未亡人
第15章 欲しがる未亡人 本間佳織④
その温もりを確かめるたび、体の奥がじんわりと熱を帯びていく。

「……複数もって、この前言ってたみたいに、男の人に……」

かすれた声で問い返す。冴子の体についた痕を思い出すと、痛々しいのに、激しく抱かれるさまを想像して胸が高鳴る。
冴子は目を細めて佳織を見た。

「相手に合わせて、ね。この間のはいつもよりハード過ぎたんですけど」

「うん、この間のは……だめ」

「心配しないでください、いつもは普通」

佳織は柔らかい体を心配そうに撫でつつ、匂いを吸い込むように首筋に鼻を押し当てた。
冴子は、佳織の髪を指先ですくいながら、微かに息を漏らす。

「……本間さん、甘えるの上手。どきどきしちゃう」

「そんなんじゃ……」

否定の言葉は喉の奥で溶け、代わりに小さな吐息が漏れた。
バスルームの奥から、シャワーの水音が響く。
その音が、今この場の静けさを際立たせる。

「本間さん」

冴子が佳織の耳元で名前を囁く。

「佐藤くんともしたいけど――この間からずっと、本間さんとしたいのに。ずるいの本間さんですよ?」

「……そ、そんなこと……」

佳織は頬を赤らめる。

「更衣室で触られた時から、どきどきさせられっ放しですけど?」

その言葉に何かを返そうとしても、喉の奥が乾いて声にならないくせに、代わりに、冴子の手をそっと握った。
冴子の笑みは穏やかだったのに、その奥にある何かが佳織の心をざわつかせる。

「ふふ……この指で、佐藤くんのオチ×チン、気持ちよくしちゃうんだ。あたしも、本間さんにナカまで気持ちよくして欲しい」

「も……す、すぐ、そういうこと」

「とか言って。あたしにしたこと、きっと思い返したでしょう? オモチャ使って、強引にイカせたのも、手首縛って、あたしのオマ×コ舐めてイカせたのも、本間さんですよ?」

「ん……」

冴子の顔を見ることができない。
だが、そんなことを言われたせいで、冴子のいやらしい姿がありありと脳内に思い起こされる。

「ごめん……あの時は……収まらなくて……」

「ふふ、謝らせたいわけじゃないです。ただ、あたしも佐藤くんも、本間さんにペース崩されてるんですよ」

肉感的な佳織の背中を撫でると、ゆっくりと指先を頬にまで滑らせる。

「こっち向いて……」
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