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僕の愛する未亡人
第5章 はじめての腟内射精
「――今日はお風呂、入らせてよね?」

ウェーブのかかった髪がはらりと落ちる。
理央はこくこくと頷くばかりで、何も言えなかった。先日は、強引に体を触ろうとしてしまった。
冴子はソファー横の小さなサイドテーブルにコンビニで買った飲み物を並べると、ビニール袋を丁寧に畳んでいく。
その何気ない仕草さえ、理央には妙に落ち着いて見えて、ますます自分の未熟さを思い知らされる。

やがてスリッパの音を立てながらら冴子はバスルームへ向かった。すぐに、バスタブに水が跳ねる音がし出した。静かな室内に、その音が妙に響く。

ほどなく戻ってきた冴子は、荷物が置かれた狭いソファに腰を下ろし、理央に膝が触れるほどの距離で寄り添った。
じかに伝わる体温に、理央の鼓動はますます速くなる。

「ん、一杯やりませんか?」

冴子が差し出した缶ビールを、理央は小さな声で「ありがとうございます」と受け取る。
プルタブを引く音が二重に重なり、続いて、缶同士がカチンと当たり、鈍い音がする。
一口含んだはずなのに、理央には味がよく分からない。ただ喉を湿らせたくて流し込む。
横目に見た冴子の喉が、すっと動く。
それだけの仕草が妙に艶めかしく、理央の呼吸はますます浅くなった。

「さっきはご馳走様。ホテルも……」

「い、いやあ……今日は、さすがに」

理央は照れたように言う。いつも、どうしていただろう。
缶を持ちながら、唇をきゅっと噛んだ。
冴子は緊張する理央を見て微笑むと、缶ビールを左手に持ち替えて、右手を理央の手の上に重ねる。

「何であたしとだと、緊張するの。普段来てるでしょ、ホテル」

「飯塚さんとは前科があるんで」

苦笑しながら答える。

「何、本当は……あんな風に強引にしたいの?」

背中を丸めて縮こまる理央の耳元で、冴子は妖しく囁いた。アルコール混じりの吐息が頬をかすめたせいで、体が一気に熱くなった。

「も、もぉ、それ反則! 声えっちすぎ!」

理央は思わず声を裏返し、缶を持つ手を慌てて抑える。さらに顔が熱くなる。
冴子は楽しそうにケラケラ笑うと、理央を覗き込んだ。

「そうなの? エッチなの?」

「え、えっちでしょ……。むぅ」

理央は困ったように口を尖らせる。
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