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僕の愛する未亡人
第10章 はじめての二人の夜
映し出された水島香苗という女優は、四十代後半くらいで、この映像ではなかなか濃いメイクが施されている。だが、髪型や、体型などの雰囲気は確かに佳織のようだった。
背後のベッドを背もたれにしつつも、どこかそれを見るのが怖いのか、理央の腕に腕を絡ませる。

電車の中に映し出された、水島香苗。
ぎゅうぎゅうの車内に、後ろから人が忍び寄る。
後ろから抱き寄せられた女は、涙目になりながら抵抗するが、カットソーをたくし上げられ、柔らかそうな胸を揉みしだかれる。
唇が毛先から覗く首筋に触れ、背後の男は下着をもずりさげる。指先は柔らかな胸の頂きに沿って滑らされ、触れられるたびに女は体を小刻みに震わせる。

――だ、だめで……す。

女優の声が画面越しに甘く響いた途端、佳織の脳裏に今朝の記憶がふっとよみがえる。
冴子の唇と指先、そして冴子に従うままに自ら乳房をいたぶった――画面の中の動きと重なり、自然と体が熱くなる。

背後から抱き寄せられた女優は、抵抗しながらも徐々に体を任せ、乳首に指が触れるたびに体を反らせる。
佳織は思わず息を吞む。胸の奥から熱が湧き上がり、手が理央の腕に絡む。
指先が胸の頂きを優しく撫で上げ、後ろから唇が軽く吸いつく描写が繰り返される。
切れ長の目をちらりと理央に向けると、理央は食い入るように画面を見つめていた。

電車の出入口まで追い詰められた女は、男と対面する形になる。
スカートをたくしあげられ、首を振るものの、ショーツの内側に手が滑り込んだ。
露骨に卑猥な音を立てて、男は手を動かす。
露出した乳房に吸い付かれると、女は体を仰け反らせた。

佳織の胸が思わず高鳴る。
吐息が漏れ、体が勝手に反応する。今朝、まるで冴子にされた感覚が再びよみがえるかのようだった。


――気持ちいいんだろ。


男が乱暴に言い放つ。理央は、自分をこんな風に扱いたいのだろうか。そう思った時、理央の視線を感じる。心配そうな表情を浮かべていた。

「気持ち悪くないですか?」

「大丈夫だよ」

佳織は苦笑して言う。
理央は心配してくれているのに、自分の胸が高鳴って仕方ない。腕を強く絡めたまま、半ば頬を腕に押し当てるようにして、画面に視線を送る。
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