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お屋敷メイドの凛
第3章 大事なお客様へのおもてなし
「凛、お前に会いたいと言う人がいる」
ご主人様が凛を呼び止めたのは、とある冬の朝だった。
「…?はい、もちろんです」
この屋敷にしてから、会いたいと言う外の人なんて初めてのことで、凛は見当がつかない。
凛は先導する男に従い、廊下の奥を進む。
廊下の空気は冷気で張り詰め、遠くからはストーブがカタカタと動く音がする。
突き当たりのご主人様の部屋の戸を薄らと覗くと、そこには1人の老人がいた。
年は70くらいだろう。白髪にすっかり包まれ、茶を啜る様がよく似合っていた。
「私の古い友人でね。佐藤だ。お前の話をしたら、会いたいと言って聞かないんだ。とても世話になっている男でね。…凛、お前も仲良くしてやってくれないか?」
「…わかりました」
凛は素直に頷く。
…ここでの話なんて、あの話…よね…?いったい何を話したのかしら…
凛は知らない人にまで自分の痴態を知られたようで、なんだか恥ずかしくなってきた。
「凛、一番奥の和室を使いなさい。シャワーを浴びて、浴衣に着替えて」
「…はい。畏まりました…」
凛は替えの着物を取りに、自室に引き返す。
この時は、何を求められるのかよく分かっていなかったが、ご主人様の恩人のためなら、と凛は気持ちを固めた。
ご主人様が凛を呼び止めたのは、とある冬の朝だった。
「…?はい、もちろんです」
この屋敷にしてから、会いたいと言う外の人なんて初めてのことで、凛は見当がつかない。
凛は先導する男に従い、廊下の奥を進む。
廊下の空気は冷気で張り詰め、遠くからはストーブがカタカタと動く音がする。
突き当たりのご主人様の部屋の戸を薄らと覗くと、そこには1人の老人がいた。
年は70くらいだろう。白髪にすっかり包まれ、茶を啜る様がよく似合っていた。
「私の古い友人でね。佐藤だ。お前の話をしたら、会いたいと言って聞かないんだ。とても世話になっている男でね。…凛、お前も仲良くしてやってくれないか?」
「…わかりました」
凛は素直に頷く。
…ここでの話なんて、あの話…よね…?いったい何を話したのかしら…
凛は知らない人にまで自分の痴態を知られたようで、なんだか恥ずかしくなってきた。
「凛、一番奥の和室を使いなさい。シャワーを浴びて、浴衣に着替えて」
「…はい。畏まりました…」
凛は替えの着物を取りに、自室に引き返す。
この時は、何を求められるのかよく分かっていなかったが、ご主人様の恩人のためなら、と凛は気持ちを固めた。

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