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美味しいサンドイッチの作り方
第1章 『私』が日下部なゆたになったワケ

なゆちゃんが高校生になったら
ママは日下部さんと結構しようと思うの
って言う話は…ずっと聞いてたから。

私は反対はしなかったんだけど、
だから高校受験も…この
桜坂町にある桜坂高校にしたぐらいだし。

2人は…入籍は4月にしたけど
春休み間に…家族だけの結婚式をして、
また落ち着いた頃に…新婚旅行に
行くつもりに考えてるって言うのは
4月の段階では聞いてたんだよね。

新しい生活にも土地にも慣れて来て
季節は…春から…夏を迎えていた。

そして…私の高校初めての夏休みが
始った…わけ…なんだけど…。

高校でお友達も出来て、
お友達と一緒に海に行ったり
花火大会に行ったりとかもして
一緒に宿題のワークブックしに
図書館に自転車で行ったりして。
帰りに駄菓子屋さんでラムネ飲んだり。

私は桜坂町で過ごす初めての夏を
それなりに満喫してた…んだけど…。

夏休みも…8月に入ったある日…の事。

『なゆちゃん、突然だけど…
ママねパパと一緒に忙しくて行けてなかった
新婚旅行に行って来ようと思うの。
なゆちゃんだけだったら、心配だけど。
優しいお兄ちゃんがふたりもいるから
大丈夫よね?ね?翔くん、光くん』

夕飯をダイニングで家族で食べていると…
ママがそう言って来て。
私の向かい側に座っている
日下部誠さんの連れ子である
日下部翔と光の双子に声を掛けた。

『僕と光は…賛成ですよ、なつなさん。
僕達は言ってももう高校生なんで
留守番ぐらい…出来る年齢ですし、
ふたりで新婚旅行楽しんで来て下さい』

と返事を返したのは双子の兄の
日下部翔の方で、隣に座って
ハンバーグのお代わりを食べていた
双子の弟の光の方は首を縦に振っている。

『この機会に…、翔と光と…
なゆたちゃんも仲良くなれると…
私としては…嬉しいんだけど…ね…』

と…自分の希望を漏らしていたのは
双子の父親である日下部誠で。
イキナリお兄ちゃんだよって
紹介されて…仲良してねと言われても…。

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