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第4章 光＋翔…とお出掛け

プラネタリウムのプログラムの最後は…、
今日の夜の星空について……で
今日の夜に見える星空が
ドームの中に映し出されて。

学芸員さんが今…夏の夜空に
見えている星座について説明してくれる。

プログラムの最後に
実際の夜空を見上げて
星座を探してみて下さい…と
学芸員さんが締め括って、
ドームの中の明かりが戻って
プラネタリウムの上映は終わった。

まだ…館内を全部見れてなかったから
残りの展示を見て回って。
光はプラネタリウムの後から
一緒に行動してたけど…
退屈そうにしてスマホで
誰かとLINEをしたりしてたから。

ここには翔の付き合いぐらいな
気持ちで来てたんだろうな…って。

結局…１７時の閉館時間まで
科学館を見て回って…、
またバスに揺られて最寄りの
バス停まで移動する。

『妹は…星とか興味あんの？』

「うん、ちょっと…夜空を
見てみたいなって興味持ったかも…」

『じゃあ…決まりだな。翔』

『そうだね、光』

帰りのバスの中で…光が星に
興味あるかって聞いて来て
興味ちょっと持ったかもって…
そう答えたら…2人が
目を合わせて…なにかの相談を
双子らしくアイコンタクトでしていて。

私には…何がなんだか……、
全然…さっぱり…なんだけど…。

最初の日のお夕飯は…、
ママが冷凍庫でストックして
小分けにして冷凍してくれていた
カレーをレンチンして…３人で食べて。

ママはすぐ食べられる物だけじゃなくて
冷凍庫にお肉もストックしてあったし
野菜室にお野菜も…色々と
トマトに、キャベツにピーマンに
人参に、玉ねぎ…って用意してくれてて
ある程度の物だったから玉子も２パック
買っててくれてたから、お金も
一応渡して貰ってるけど…
数日はお買い物に行かなくても良さそうだ。

『妹』

カレーを食べてる最中に光が
スプーンを止めてこっちに声を掛けて来る。

「何？光お兄ちゃん」

『あれさ、また…作ってくれよ』

あれ？ってもしかしてオムライス？
ケチャップライスはママが作ってたから
私が作ったのは上のオムレツだけだけど。

「あれって、オムライスの事？」