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美味しいサンドイッチの作り方
第29章 番外編 9月のシルバーウィーク
小さい幼稚園とか保育園とかの
子供達が遊んでる横で、
高校生3人でわいわい言いながら
発掘体験してたんだけど。
光の掘り方と翔の掘り方に
凄い…性格の違いでてるなって
そんな風に思ったりして。
私たちが発掘始めたころに
誠さんとママもこっちに来て
写真撮ったりしてくれたんだけど。
スタッフの人がお子さん達
お父さんお母さんにそっくりですねと
そんな感じに話をしていて。
確かに…2人は誠さんに似てるし
私はママに似てるから。
こうして家族でお出かけしたら
ちゃんと家族に見えているみたい。
『イエーイ!銅鐸GET』
『あ、銅鏡が出て来たよ』
良くテーマパークにある感じの
宝石探すやつの発掘版みたいな
感じで持ち帰ったりできないから
体験が無料なんだろうけど…。
出土品をケースに並べて言って。
ガラスの腕輪みたいなやつとか
石でできた包丁とか…土器の欠片とか。
プラケースの中の写真の上に重ねて行く。
15分も時間はかからなかったので
写真の出土品揃ったところで
私達は次の人と交代して。
隣にある…土器のレプリカが
展示してあるコーナーに向かった。
ここは塗り絵をしたりとか
絵本を読んだりできるみたいで。
土器の立体パズルとかもあって
復元する工程の体験ができる感じだ。
そこから常設展示のエリアに向かって。
古い時代から…段々と現代に
近づいて行く感じに展示されてるみたいで。
地元の貝塚で発掘された、縄文人の骨が
まず展示されていて。
その次に弥生人の骨が展示されていて
縄文人は体育座りの状態で
そのまま埋葬されてたけど。
弥生人になると木でできた棺桶に
座った状態で埋葬するようになったみたい。
今みたいに真っすぐに手足を
伸ばして埋葬するようになったのは
弥生時代の後半の方なのだそう。
次に古墳時代の女性の骨が展示されてて
石室みたいなお部屋は赤い
ベンガラが塗られていたのだそう。
遺骨と一緒に鏡も埋葬されていて
それなりに地位のある人物だったみたい。
その先には…石器が時代ごとに
並んでいてその造りが
時代を経るごとに精工な
造りになって行くのを観ることが出来る。

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