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ご主人様とお散歩
第1章 最後のお散歩
「それでは皆さんご機嫌よう」
「優里亜様、ご機嫌よう〜」

女学校の玄関で飛び交う別れの挨拶。
私にとっては少し退屈な学校生活。 ここを卒業して海外に留学。数年後に帰ったら、お見合いをして何処かのご子息と結婚。誠に良いシナリオだ。 
親が望む最高の人生。世間の一般ピーポはとても羨む人生だろう。
でも私は耐えられるだろうか?
迎えの車に乗り込んで、ふと考えてしまう。 

「そう言えば、能條さん?」
「はい、お嬢様。」
「新しい執事の方はいつお見えになるの?」
「はい、来週の予定でございます。」
「そう、能條さんには大変お世話になりましたね。ありがとうございました、」
「いえいえ、こちらこそありがとうございました。まぁ、寄る年波には勝てません。体調崩して無理をしてお嬢様に何かあっては大変ですから・・・この辺りが潮時なのです。」
「そう、寂しいですわ。私が生まれる前からこの家に仕えてくれたのに。」
「そうですねえ、奥様にも色々と宮仕えをさせていただきました。」
「ええ、母から良く聞いておりました。貴方は良くしてくれたと。・・・ねぇ、少し遠回りをしてくれない?海が見える所で・・・」
「・・・はい、かしこまりました。・・・では、いつもの所で。」

車は海の見える丘に着いた。ここは我が家の土地で他人は入り込めない。

「お嬢様、着きました。」

能條はドアを開け、降りた私にチョーカーをはめ、それにリードを付けた。
私は靴を脱ぎ、ブラウスとブラジャーを脱ぐとスカートを下ろしてパンティを脱ぐ。

「それでは行こうかな?」

能條の声が変わる。


「はい、ご主人様・・・」


私は四つん這いになり、きれいに刈られた草地を履い歩く。草の香りと胸の乳房や股間を通る風が心地良い。
 あぁ、ご主人様と散歩ができる。何という幸せなのか。

「どうだね? 秋の空は心地良いかな?」
「はい、とても」

ご主人は私をいつもの所へ誘ってくれる。大きなブナの木の根本。

「さぁ、しなさい。」
「・・・は、はい。」

ご主人様は後ろから見ている。恥ずかしいけど嬉しい。
私は片足を上げ、ブナの幹にお小水をかける。

・・シャー・・・

あぁ、なんて心地良いのだろう。こんな青空の下でご主人様に見られながら用を足せるなんて。
私は幸せ者だ。

パーン!
ご主人様の平手が私のお尻を叩いた。





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