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わたしの秘密
第2章 猛
心のどこかで、「いるわけないよな、だってあんなメモで、わたしが来るなんて思ってもいないだろうから、あれはいたずらだったんだ、きっと」、そんな風に心の中でつぶやきながら公園にいくと……いたんです、あのおやじが、ベンチに座って。おやじは少しうつむきながらスマホをいじっていたのだけれど、顔を上げたときわたしと目が合って、そのとき、わたしはドキッとしたんです。何だか催眠術にかかってしまったみたいでした。
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